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【TOPインタビュー】満足度から集客する王道への挑戦(ブラス 代表取締役社長 河合達明氏)

【TOPインタビュー】満足度から集客する王道への挑戦(ブラス 代表取締役社長 河合達明氏)

 「日本一顧客満足の高い結婚式を提供している会社」。それがブラス(名古屋市中村区)だ。昨年は、オリコン顧客満足度ランキングで、2年連続全項目制覇のV2を達成。さらにグッドウエディングアワードでは、同社のプランナーがグランプリに輝いた。業界内外から高い評価を受けているが、代表取締役社長の河合達明氏は、まだまだそのクオリティに満足することがない。一貫制、回数を決めない打合せなどで、新郎新婦からの満足度は高まっているが、それが集客に直結していない状況に対しもっと出来ることがあるとの思いを強めている。新郎新婦はもちろん、ゲストの満足度もいかに高めていけるかがポイントだと。【素晴らしい結婚式】を追求する姿勢には、結婚式屋としてのプライドがある。

――昨年は2 店舗を出店。今年も京都、千葉のオープンが決定し、計画通りですね。
河合「建築費の高騰などで出店環境が厳しい中、今年の2 店舗は既存店を引き継ぐ形での出店となります。また、千葉の施設は初の首都圏への進出でもあり、受注は順調に伸びています。もともと、首都圏出身のスタッフも数多く在籍していたことで、いつ関東に店を出すのかと言われていましたから(笑)。支配人は名古屋出身ですが、その他は全員が関東出身者。これは関西の施設も同様です。関東、関西、東海で採用して育てた人材が、自分の出身の地域に戻るという流れであり、今後も首都圏、関西はさらに出店を視野に入れていきます。」 
――昨年はオリコンの顧客満足度ランキングで、2 年連続全項目を制覇してのトップになりました。満足度の高い結婚式を提供する会社としての、認知度も高まっているのでは。
河合「₁ チャペル₁ バンケが基本の会社で、満足度の高い結婚式が広まっているということに関しては、まさに戦略通りではあります。ただ、私としてはまだまだと思っています。ブライダルの顧客は常に新しい人達で、評判が広まってもすぐに流れてしまいます。昨年は、当社のスタッフがグッドウエディングアワードでグランプリを取りましたが、一般の人にはなかなか分からない。実は中日新聞に日本一のウエディングプランナーと大きく掲載されたのですが、反響があったのはたった一件だけでした。オリコンのランキングで₁ 位を取っても、実際の集客には至らないのが現実です。改めてそういう商品であり、業界だと思いました。その壁をどう突破していくか。もう一歩として、何が足りないのかを常に考えています。」
河合「本来は評判、満足度から集客できるというのが王道。そこを追求していく上でも、まだまだそれほどいい結婚式をやってないという認識です。もっと出来るはずだろうと。結婚式には2 つの視点があります。₁つは新郎新婦目線。この視点に関しては、打合せを10回以上もやれば、当然満足度も高まるでしょう。もう一つが、ゲストの視点。これが非常に難しく、だからこそもっとできることはあると。愛知県の会場では、ゲストが₁ 時間前に集まり始めます。迎える態勢は出来ていても、実際にそのゲストへの対応は手薄になる。この₁ 時間でもっとできることはあるのです。会場によっては、待合スペースにピアノを置いておき、早く到着した親戚の子供がそれを弾いたりする光景も見られます。まだ全員は集まっていないけれど、早く来た人に対してパーティが始まっているという状況をいかに作っていくか。単にコーヒーを出すだけでなく、この部分をもう少し手厚くしていきたいですね。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、新春特大号)