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  • 23.01.04

2023年1月1日・11日新春特大号

「ブライダル業界関係者のみなさま

新年あけましておめでとうございます」

 

2023年は卯年。株式市場では【卯は跳ねる】と言われるなど、景気が上向く、回復する年でもある。ウクライナ情勢、物価の上昇など厳しい景況が続いているものの、この格言通りになるように2022年からの更なる飛躍に期待したい。
卯年の中でも、今年は【癸卯(みずのとう)】。癸は、種が萌芽する直前の状態を表しているともいわれ、春の訪れの直前でもある。そこに卯年の一気に飛び跳ねるを重ねると、停滞していた世の中からの緩やかな回復を意味するものだ。同時に、育んできた種の確実な成長を表し、つまりこれまでに培ってきたことが花開くわけだ。コロナ以前、コロナ禍に取り組んできた様々な努力があってこそ、新たな成長に繋がっていく一年になるだろう。
ブライダル業界において根幹ともなる婚姻数は、2022年も回復には至らなかった。2019年に59万9000組だった婚姻数は、2020年に52万5000組、2021年は50万1000組、昨年も50万組程度の見通しとなっている。この3 年で実に15%も減少し、コロナが落ち着いた今も数値は戻っていない。
ブライダルマーケットの真の回復のためには、減少したこの15%分を取り戻し、かつわずかでも上昇傾向に向くかどうかにかかっている。そのために出来ることは、一組一組の結婚式を素晴らしい体験にして、結婚のイメージを高めていくことだ。