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  • 20.10.28

〈今だからシェアしたい!私の感動結婚式〉手紙を送り両親を説得

 EXEX SQUARE(岐阜県岐阜市)のプランナー・野口万里絵さんは、コロナの影響で、結婚式からフォトウエディングに変更を提案した、カップルを担当した。

 新婦は式場のある岐阜、新郎は九州出身のカップルで、6月に80人以上が列席の結婚式を開催する予定だった。4月のコロナ感染拡大により、九州にいる新郎の両親は、クラスター発生のリスクを恐れてキャンセルを希望していた。2人も、親がそう言っているのであればと結婚式の開催を諦めようとしていた。どうしても記念に残ることをしてほしいと考えた野口さんは、カップルに対してフォトウエディングを提案。遠方にいる新郎の両親にも、理解してもらおうと手紙を送った。
 「新郎の両親をはじめ、両家の家族がこのタイミングに結婚式を開催することに疑問を感じていたようでした。カップルもそうした周囲の反対から、なかなか前向きになれず。両親に宛てて『せめてフォトウエディングだけでも』と手紙を送り、サプライズで家族からのお祝いのメッセージをもらえたらとお願いもしました。」
 当日、新婦の家族と東京にいた新郎の妹が集まり、フォトウエディングではあったものの2人を祝福した。チャペルでは、野口さんが用意していた新郎新婦の両親からの手紙を披露。さらに野口さんは同僚のスタッフに頼み、当日の様子と参加していた親族からのお祝いの言葉を動画に撮ってプレゼントするサプライズも実施した。2人からは、望んでいたウエディングのカタチとは違うけれど、思い出として残る事ができてよかったと感謝の気持ちを伝えられた。
 「新郎新婦から感謝の言葉をもらったものの、ゲストが集うウエディングを開催できなかったことが本当に悔しい。妊娠や家族の関係で式自体を先延ばしにできないカップルも多いなかで、どういった提案が2 人のためになるのか、しっかりとヒアリングを重ねながら接客に臨んでいます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)