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【30代のリーダー】組織の整備が急務(ニューバリューフロンティア 代表取締役 髙宮孝一郎氏)

【30代のリーダー】組織の整備が急務(ニューバリューフロンティア 代表取締役 髙宮孝一郎氏)

  「結婚式からこの国を元気にする」というビジョンを掲げ、直営会場は、エリアナンバー1の集客を誇る。そのノウハウを生かした運営受託、集客などのアウトソーシングで全国120以上の施設をサポートしている、ニューバリューフロンティア(東京都港区)。代表取締役の髙宮孝一郎氏は、“オペレーション力を磨くことが大事”と語る。

――10月に新たな婚礼サポートの枠組みを構築し、発表するなど、次々と新たな価値の提案を業界に打ち出してきました。これから3年後、5年後の市場をどう分析していますか。
「アメリカの実業家で、スペースX 社のCEO 兼CTOや、テスラ・モーターズのCEO として知られるイーロン・マスク氏は、今年9月に発表した新型ロケットの開発に関する会話の中で、5 年後の2022 年には、東京・ハワイ間をわずか30分で結ぶ構想を発表。東京・ニューヨークが37 分など世界中の主要都市をわずか1 時間以内で結ぶということをコメントしました。そのことを考えると、5 年後には、世界中の婚礼施設がライバルになると想定し、準備していくことが求められてくるのではないでしょうか。これは少しオーバーかもしれませんが、日本で考えても、JR 東海が進めているリニア中央新幹線の開業も迫ってきています。そうすると、現在の競合エリアという意識は、意味をなさない時代が来ると思っています。ゆくゆくは、日常のデートに行く感覚と同じようにアメリカやヨーロッパなどを選択できる。当然、挙式も現在以上にボーダレスに選択されるインフラがどんどん整っていくわけです。」
――そうなったときに婚礼企業では、何が求められるようになるのでしょう。
「今以上に、中長期的な視点で経営することが大切になってくるはずです。運営する施設の強みはいったいどういった点になるのか、どのように集客し、成約・施行に結びつけるのか。より具体的にイメージし、具現化していくことが、経営者・マネージャーの必須項目となります。」
――そのためにも、今から組織づくりを行なうことが必要ですね。
「まず、現状を把握し、企業のマイナス面をあぶり出し、“プラスマイナスゼロ”のフラットな状態にすることが重要です。現在の会社の中で、どんな不満があるのかを吸い上げ、解消していく。例えば、勤務における評価基準は何なのか。一人ひとりにフィードバックする。マネージャー、GMはどんな仕事をしているのか。賞与の算定項目は。施設で働く適正スタッフは何名なのか。コンサルタントなどの第三者を交えながら、一つずつ明確化し、可視化する。そうすることで、まず働きやすい環境を整える。その上で、戦うことのできる組織として、働きがいのある環境整備をしていくのです。」

(全文は紙面にて掲載)